ルツェルン祝祭管弦楽団のメンバーらによる室内楽の調べ in福島市音楽堂

 今日(2018年10月14日),福島市音楽堂で開かれた「ルツェルン祝祭管弦楽団のメンバーらによる室内楽の調べ~ハーゲン弦楽四重奏団と仲間たち~」を聴いた。

 14時開演。福島市東京オリンピックのスイスのホストタウンになったということで,駐日スイス大使が冒頭に挨拶され,ロビーにはスイスを紹介するパネルが展示されていた。

 

【曲目】

1.J.S.バッハソナタ 変ホ長調BWV.1031

2.C.P.E.バッハソナタ ト短調Wq.135

(アンコール)モリコーネ:映画「ミッション」~ガブリエルのオーボエ

3.ベートーヴェン弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135

(休憩 20分)

4.ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調Op.131

(アンコール)シューベルト弦楽四重奏曲第13番イ短調D.804,Op.29-1《ロザムンデ》~第2楽章

 

 最初の2曲(アンコールを入れて3曲)は,マーラー室内管弦楽団の首席オーボエ奏者である吉井瑞穂さんとギターの鈴木大介さんのデュオ。

 1曲目は元々フルートとチェンバロ,2曲目はオーボエチェンバロの曲だが,ギターとのデュオは素敵。クラシック音楽でギターはマイナーだが,大好き。

 吉井さんは喉の調子が悪いのか,途中水を飲みながら演奏していたが,演奏は全く問題なし。

 

 後半はハーゲン弦楽四重奏団の演奏。元々,弦楽四重奏は苦手で,普段はめったに聴かないのだが,ハーゲン弦楽四重奏団が来るというのでは行かねばならない,弦楽四重奏を好きにしてくれるかも,と期待して行った。

 ヴィオラヴェロニカ・ハーゲンが腕を負傷したとのことで,急遽アイリス・ハーゲン=ユダが代役で出演。過去にも代役を務めたことがあるそうで,演奏を聴いていても特に違和感はなかった。姓に「ハーゲン」が入っているが,ハーゲン一家とどういう関係があるのかは分からない。やたらと足が長い。

 ヴィオラが代役になったことで,希望者にはチケットの払い戻しも行われたようだが,そんな人はいたのだろうか。

 これだけの世界的な出演者の割には,客の入りは6~7割程度で,ちょっと残念な感じがした。もっとも,拍手はすごかったし,「ブラボー」を叫ぶおっさんもいてやかましかったが。

 

 なぜ弦楽四重奏が苦手なのか。聴いてて面白くないからなのだが,やはり理由はある。

 まず,弦楽器だけなので音色が単調に感じられること。これはどうしようもない。作曲家はいろいろ工夫しているのだろうが。

 次に,よくオーケストラの基本は弦楽四重奏,とか言われるが,逆に言うと,音色が単調だというのとも関係するが,骨格だけでできているように感じてしまい,どうしても物足りない。

 さらに,ほかの室内楽と比べても,聴く方からすると,名技性を楽しめるように書かれた曲がまずない。これも,アンサンブルを楽しむものなので,誰かの名技を楽しむものでないから,しょうがないと言えばしょうがないのだが,やはり物足りない。

 そして,一番は,聴いていて疎外感を感じること。演奏家はそんなつもりはないのかもしれないが,人に聴かせるよりも自分たちが演奏して楽しむという感じがものすごく強い気がする。仲間じゃないと楽しめない気がするのだ。室内楽というのは基本的にそういう感じをさせるのだが,特に弦楽四重奏はその傾向が強いように思う。おそらく,弦楽四重奏団はほとんどが常設でメンバーが替わらないからだろう。どうにも,入っていけない感じがするのだ。

 

 そんなことで弦楽四重奏は苦手なのだが,もちろん,演奏は素晴らしかった。CDなどで音だけ聴くよりも,目の前でどの音を誰が弾いているのか分かるので,見ていて面白い。

 それにしても,ベートーヴェンの最晩年の曲というのは不思議だなと思った。この世の音楽という感じがしない。どこか,つかみ所がない。いわゆるベートーヴェン臭さがない。

 結局,この日の演奏会で弦楽四重奏が好きになったかというと,そこまでは行かなかった。確かに,比較的小さなホールで生で聴くのはいい。CDやテレビ放送を聴くのに比べれば,目の前で弾いているので疎外感も少ない。また聴きに行きたいと思った。特に,福島市音楽堂のように響きがとても豊かだと,骨だけみたいな感じが少なくなってよい。しかし,日常的にCDで聴くかといえば,やはり聴かないと思う。

 

 

 さて,この日はスイスの大使が挨拶に来たが,木幡浩福島市長も来ていて,冒頭に挨拶した。クラシック音楽に造詣が深いのかは知らないが,選挙のときのプロフィールにはそのようなことは書いてなかったように思う。挨拶を聴いても,特に詳しいという感じはしなかった。音楽堂のネーミングライツを売っちゃうくらいだから,クラシック音楽に思い入れはないのだろう。

 それより,挨拶を聴いてて気になったのは,話の頭にいちいち「えーーー」と言うこと。聴きづらいこと甚だしい。やめたほうがいい。

 「えー」と言うクセは,自分では分からないようなので,誰かが言ってあげないとダメだ。「市長,聴きづらいし,頭悪そうに聞こえますよ」と。

 

 

 

牛田智大ピアノ・リサイタル2018(福島市音楽堂)

 今日(2018年9月30日),福島市音楽堂でピアノスト牛田智大のリサイタルがあり,聴いてきた。いい演奏会だった。

 

牛田智大 ピアノ・リサイタル 2018

福島市音楽堂

2018年9月30日(日)

開場:14時30分

開演:15時

(プログラム)

1.リスト:超絶技巧練習曲集S.139~第1番

2.プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ短調Op.83《戦争ソナタ

3.ラフマニノフ:絵画的練習曲集Op.33~第8曲

4.ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36(改訂版)

 (休憩)

5.ショパン24の前奏曲Op.28

6.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ

7.プーランク即興曲第15番《エディット・ピアフを讃えて》

(アンコール)

1.シューマン子供の情景Op.15~第7曲「トロイメライ

2.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2第1楽章~ハッピーバスデー

3.バダジェフスカ乙女の祈り

 

 当初の予定では,ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番が演奏される予定だったが,変更になった。何と変更になったのか,KFBのホームページに出ていたはずなので,演奏会終了後に見たら,既にページが消されていて,きちんと確認できなかった。そんなに慌てて消さなくてもいいのに。

 

 今日は,台風第24号が接近していることもあり,駐車場が混むだろうと思って早めに行ったのだが,14時過ぎには既に音楽堂周辺の駐車場はいっぱいで,福島競馬場北東に設けられた臨時駐車場に行くよう案内された。そちらはまだガラガラで,余裕で止められたが,音楽堂まではちょっと歩かないといけない。

 寄り道しながら,開場後の14時30分過ぎに音楽堂に着くと,外まで人があふれていて,なかなか入れなかった。人気のほどがうかがわれた。

 中に入ると,9割くらい席が埋まっていただろうか。珍しいかもしれない。

 バルコニーにテレビ局のカメラが入っていたので,主催者のKFB(福島放送)が中継でもするのか(それでカメラ1台というのはおかしいのだが)と思ったら,アナウンスがあり,NHKが取材しているとのことだった。そのうち特番があるのだろうか。

 そして,開場直前に客席から「バタッ」と大きな音がして,何かと思ったら,観客の1人が倒れたのか足を踏み外したのか,腕に怪我をしたようで,腕を押さえながら出て行った。

 そのせいかどうか分からないが,5分以上遅れて開演。

 

 CDデビューした頃は,写真で見るといかにも子供で,「12歳でCD出すんだ~」くらいにしか思っていなかったが,18歳になった今は,すらっとしたイケメンになっていた。

 最初のリストは,曲名どおりまさに「前奏曲」として始まり,終わっても立ち上がらずに(拍手させずに)そのままプロコフィエフに突入。

 福島市音楽堂の残響にとまどっているような感じがしないでもなかったが,プロコフィエフらしい轟音を轟かせた快演だった。第3楽章は,残響で曲が分からなくならないギリギリのテンポを取ったのか,ほんとはもっと飛ばせる,飛ばしたいんじゃないかという感じもした。

 プロコフィエルの後は立ち上がって拍手を受け,袖には下がらずにそのままラフマニノフの練習曲を披露。この後,一旦袖に下がる。

 休憩前の最後の曲は,ラフマニノフソナタ第2番。短い改訂版ということもあって,一気に聴かせてくれた。これも快演。

 休憩後はショパン前奏曲。24曲を切れ目なしに演奏。ダイナミックスの幅が大きい若々しい演奏で,あっという間だった。そしてそのままアタッカでシャコンヌへ。ピアニスティックな迫力ある演奏だった。

 プログラムの最後はプーランク即興曲第15番。初めて聴いたが,牛田君の名刺代わりの曲のようだ。しっとりした美しい曲。

 

 その後,マイクを持って今日のリサイタルへの思いを話してくれた。

 福島県内でのソロ・リサイタルは初めてで,今日はいわき市の祖父母やいとこが来てくれているとのこと。

 そして,聞き間違いでなければ,2016年7月26日に亡くなった,師匠である中村紘子さんの死後初めてのリサイタルだという。そして,この日のプログラムは,中村さんの生前最後に開いたリサイタル(チョ・ソンジンとのジョイント)のプログラムを,予定どおりの形で再現しようとしたものだったとのこと。

 また,いとこは今日が誕生日だとか。

 丁寧に聴衆に語りかける様子は,まさに好青年という感じだった。

 

 そのまま,マイクを置いてアンコールを3曲。

 まずは,シューマントロイメライ。涙が出そうになるほど,とっても美しい演奏だった。

 そして,ベートーヴェンの《月光》ソナタの第1楽章が始まったので,アンコールでやるには長すぎるのでは?と思っていると,途中から月光ではなく,ハッピーバースデーの曲に。短調でやるのは変かなという気もしたが,いとこヘのプレゼントだろう。会場も大いに沸いた。

 最後は《乙女の祈り》。プロが真面目に演奏するのは珍しいかもしれないが,聴衆を楽しませようという気持ちが見えたし,きっと牛田君も大好きなのだろう。

 

 一部,マナーの悪い客がいて,うるさかったりしたが,大いに盛り上がった演奏会だった。これからも応援したくなった。

 演奏会終了後のサイン会には,多くの人が並んでいた。

 ぜひ,定期的に福島で演奏会を開いてほしいと思った。

 

 

キリル・ペトレンコとベルリン・フィルのベートーヴェン交響曲第7番

 ベルリン・フィル・デジタル・コンサート・ホールで,8月24日にキリル・ペトレンコが指揮した定期演奏会を見た。と言ってもまだ全部をじっくり聴いたわけではないのだが,これがまた凄まじい演奏だった。

 

 前半がリヒャルト・シュトラウスの《ドン・ファン》と《死と変容》,後半がベートーヴェン交響曲第7番というプログラムで,ペトレンコがベルリン・フィルとドイツの王道プログラムで勝負するのは初めてと言っていいと思う。

 《ドン・ファン》も,例えばラトルのアジア・ツアーでの演奏と比べてもずっとキビキビして引き込まれる演奏だったが,圧巻はもちろんベートーヴェンだった。

 部分的にノン・ヴィブラートで弾かせたように聞こえる箇所があったりしたが,基本的にはオーソドックスな解釈。でも凄まじい生命力で,最後まで一気に聴かせられた。やはり,カルロス・クライバーを思わせる演奏だと思った。

 演奏終了後も,ベルリンの聴衆があれだけ熱狂してブラボーを叫ぶのはかなり珍しいように思った。

 

 首席指揮者・音楽監督に就任するのは来シーズンからだが,ますます期待が高まると同時に,短命で終わってしまわないかという妙な不安を感じてしまう。当たらないといいのだが。

 

 

Perfumeの新譜「Future Pop」のこと

 Perfumeの7枚目のアルバム「Future Pop」が8月15日に発売された。

 全12曲だが,収録時間は42分ちょっと。ミニアルバムと言ってもいいくらい。これは,1曲目の「Start-Up」がイントロで1分弱しかないのと,ほかの曲も3分台がほとんどと短いことによる。

 元々,Perfumeのアルバムは,1時間を超えるものはなくて,今どきのアーティストにしては収録時間が短めだが,今回のは特に短い。昔のアナログ時代のアルバムのようだ。後からLPでも出そうというのだろうか。

 2年4か月待ったファンからすると,この短さはかなりがっかりだ。もっとも,凝集感は強く,一気に聴ける。

 しかしやはり,12曲(実質11曲のうち,前作からの間に発売されたシングル6曲が全部入っているので(しかも,Album Versionとされているのは1曲もない),新曲は5曲しかない。2年4か月ぶりということを考えると,これは何とも残念だ。いや,シングル自体の発売もたった3枚なので,要するに,シングルも含めてリリースされる曲がかなり少なくなっているということだ。今さら言うまでもないが。

 また今回,Let Me Knowという曲がアルバムを代表する曲という位置づけのようで,Video Clipがついている。見ると,例によってMIKIKO先生の手話ダンスで,もうワンパターンとしか言えないような振付け。見たことのあるような動きばかりでまたまたがっかり。

 

 ここ何作か,ドラマやCMとのタイアップがあるのでオリコンチャートなどではそれなりの売れ行きをみせているが,曲とダンスの魅力はだんだん落ちてきているように思えてならない。

 メンバーが30代を迎え,そろそろ中田&MIKIKOから一度離れてみる時期に来ているように思う。いつまでもこの2人に寄りかかって,というわけにもいかないのではないか。

 

こむこむ館のサン・チャイルドのこと

 福島市の「こむこむ館」の前に設置されたヤノベケンジ氏制作の巨大なモニュメント「サン・チャイルド」が批判を浴びているという。当然だと思う。あまりにも無神経だ。

 

 サン・チャイルドは,ぱっと見,何と言うことはない,かわいい男の子の像である。それが,防護服か宇宙服のような服を着て,胸には線量計らしきものがついていて「000」を表示しているというもの。放射線がゼロだという意味らしい。そして,なぜか顔はアザと傷だらけで,よく見るとかなりこわい

 これに対して,放射線がゼロというのはあり得ない(世界中どこでもそうである),防護服を着ないといけないような所だ(だった)という誤解を招く,などの理由で批判を浴びている。

 この像は,ふくしま未来研究会という一般財団法人ヤノベケンジ氏から譲り受け,福島市に寄贈したものらしい。今月3日除幕式をやったという。

 除幕式をやるのに際して作られたらしいカードを手に入れた。「ふくしまに来た光の子 サン・チャイルドのニックネームをつけよう!!」というのをやっていて,応募用のハガキを配っていたよう。それによると,サン・チャイルドは,「未来からやってきた光の子。「サン」には「太陽」という意味もあるよ。」だそうで,サン・シスターという姉がいるそうである。さらに,作者の制作の意図は,「大きな夢と希望を与える希望のモニュメント」だという。

 これを読むとますます意味が分からなくなる。何で未来から来た光の子が防護服を着て,顔がアザと傷だらけなのか?この子に一体何が起きたのだろうか???

 

 ヤノベ氏も,福島市(木幡市長)も,ふくしま未来研究会も,無神経すぎる。こんなものをわざわざこむこむに置く意味が分からない。

 ヤノベ氏と木幡市長はコメントを出しているようだが,市長のコメントを読む限り,意味不明。市長本人が書いたのか担当部署で書いたのかは知らないが,この人大丈夫かと思ってしまう。

  ヤノベ氏はサン・チャイルドの服を「甲冑」だとか言ってるそうだが,後付けの苦し紛れの言い訳だろう。最初から本当に甲冑だと思って作ったとしたら,この人の頭はどうかしてる。

 また,脳科学者の茂木健一郎氏がブログで書いているのも見つけたが,論点がずれていて,やはりこの人も大丈夫かと心配になる。

 

 いろいろ屁理屈を並べて墓穴を掘る前に,さっさと撤去してほしい。こんなの,なくていい。設定を変えて,原発事故で酷い目にあった男の子ということにして,線量計の数字も変えて,東京電力本社の前にでも置いたらいいのではないか。

 

 

追記

 市民の批判を受けて,8月28日に木幡市長がサン・チャイルドの撤去を表明した。あまりにもお粗末な展開だが,まずは撤去と決まってよかった。

 設置に133万円を市が負担しており,撤去にも100万円以上かかる見込みだという。木幡市長は給与を減額するそうだが(当然,議会が通ればだが),どのくらい減額するのかは明らかでない。

 直接的な経費は以上だとしても,アンケートや諸々の事務手続にも職員の負担は相当なものがあっただろうと思う。

 さらにお粗末なことが起きていたと河北新報が報じていて,28日の記者会見のうち,モニュメントに関する質疑応答のみをカットして市のウェブサイトに動画配信していたのだという。事実関係がはっきりしないところもあるので,続報が出ると思う。

 今回の件は,キャリコネニュースによると,ヤノベ氏から,今回問題となったモニュメントと,同作品の10分の1スケール像が2016年に「ふくしま自然エネルギー基金」という一般財団法人に寄贈され,同基金から今年に入って市に寄贈したいという話があり,実際に市に寄贈したのは「ふくしま未来研究会」となったのだが,市は別団体からの寄贈になった詳しい経緯は不明だとしているという。なお,こむこむ前に置くことにしたのは,市の意向だという。市の意向というのが,担当部署が検討した結果なのか,木幡市長の指示なのか,その辺も気になるところではある。

 この辺にも,今回の出来事の不可解さが垣間見える。

 

 ヤノベ氏がこのモニュメントを作ったのは震災後間もない頃のことで,7年も経ってから福島市中心部に置かれることになるなど,想像もしてなかっただろう。そういう意味では,ヤノベ氏を責めるのは酷だと思う。今回の話を聞いたときに,市がここがいいと言っているのに,そこは問題だなどとは,考えもしなかっただろうし,思ってもなかなか言えなかったと思う。そういう意味からも,市がヤノベ氏個人への誹謗中傷はやめてほしいと言うのは当然だ。

 

 今後明らかにしてほしいのは,福島市,ふくしま自然エネルギー基金,ふくしま未来研究会の間でどのような経過があって寄贈を受けることになったのかということ。ここに一番きな臭さを感じる。市長選のときの貸し借りとかがあるのではないかと勘ぐってしまう。

 それと,市内部の意思決定プロセスも明らかにしてほしいと思う。こんなことで市の職員が対応に忙殺されるのは,市民にとって大きな損失だということを踏まえた上で,今後のことも考えてきちんと検証し,公表してほしい。

 

 いずれにせよ,こういうことがあると,ネーミングライツの件もそうだが,木幡市長は市民の気持ちを考えない,分からない人だ,と思われてしまうだろう。自分たちの市長がこういう人だという福島市民は不幸だ。早く挽回してほしい。

 

 

追記2)

 今日(9月5日),作者のヤノベケンジ氏が記者会見し,テレビで放送されていた。これからも堂々と関わっていきたいとか,市民と意見交換をしたいとか言っていたようだが,はっきり言ってもう関わらないでほしいと思う。何だかんだ言ったって,ヤノベ氏の宣伝にしかならない。どんな屁理屈を並べようがそうだ。我々市民は十分迷惑している。ヤノベ氏を誹謗中傷する気はないが,もういい加減にしてほしい。

 あんなのを今頃福島駅前に置こうという無神経さには,耐えられない。そんな人に支援してもらおうとは思わない。

 なぜ福島「市」に置くということになったのか,その経過も説明なしに,何を言ってるのかと思う。

 

 

追記3)

 撤去の日程も決まったとのことで,この件の報道もまだ収まる気配はないのだが,「違うのでは」と思うのは,風評被害を市民が心配しているから,と一々書かれること。今さら,福島市で,あんなもののせいで風評被害が起きるとは思えない。遠くから来て見た人は,別にどうとも思わないと思う。むしろ,「いいんじゃない!」くらいの感想だろう。実際,福島民友の記事なんかを読むと,そうだ。

 むしろ,あれだけ嫌われるのは,単に気持ち悪いということが大きいのではないかと思う。特にあの顔。前にも書いたが,なぜあんなにアザだらけで,絆創膏まで貼っているのか。微笑んでるという説明も見た気がするが,全然微笑んでいるようには見えない。むしろ,下から見ると悲しげに見える。

 ヤノベ氏には,なぜ顔がアザだらけなのか説明してほしい。防護服を着て,ヘルメットも持っているのにあんな顔をしているということは,防護服を着る前に何か酷い目にあったということだろう。それは一体何なのか。今回の原発事故のせいであんな顔になった人はどこにもいないはずだ。全く意味が分からない。

 そして,そのせいで,気味が悪く,怖いのだ。そういうのを,見たくなくとも見せられる市民のことを考えてほしい。見たくて来る人が見るものではないのだ。

 

 それと,いまだに設置に至る経緯が市長から説明されていない撤去に100万円以上かかるそうだが,その予算はどこから出てくるのかの説明もない。役所なのだから,予算が執行はできない。ということは,設置に当たっても予算を取っているはずで,議会にどう説明していたのか,していなかったのかも問題だ。だから,議会が黙っているのもおかしい。議会軽視だと騒いでいいはずだ。

 何から何までおかしなこの件,市長が報酬を返上するだけで済まないのは明らかなのだから,とにかくきちんと説明してほしい

 

 

福島市音楽堂のネーミングライツ

 昨日(2018年8月1日)の新聞に,大変残念な記事が出ていた。

 福島市音楽堂のネーミングライツ福島信用金庫が取得し,愛称が決まったというものである。

 ネーミングライツについては,児童公園のときにやめてほしいということを既に書いた。

 今回の音楽堂は,それ以上にショックだ。文化施設だからである。

 ホールでネーミングライツというと,セイジ・オザワ松本フェスティバル(サイトウ・キネン・フェスティバル松本)の会場として知られる松本市の松本文化会館が有名だろう。某製薬会社がネーミングライツを取得している。2012年からのようだが,定着していると言えるだろうか。

 小澤征爾さんやサイトウ・キネン・オーケストラについてはいろいろ書きたいことがあるが(一言で言うと,残念としか言えない),それはまたの機会にするとして,このホールの音響は,テレビやCDで聴く限り,いいとは思えない。

 

 それはともかく,福島市音楽堂について言うと,歴史は児童公園より新しいが,既に「福島市音楽堂」という名前は定着している。

 児童公園もそうだが,市民には愛着のある,福島市にとって重要な施設だ。木幡市長は何を考えているのか。いや,考えていないのだ。こういうことが続くと,「木幡は福島市出身じゃないからな」と言われるようになるだろう。

 今回決まった愛称は,気にくわないのでここでは書かない。長くて言いにくい名前だ。定着はしないだろう。児童公園も,運営会社は積極的にPRしているようだが(その費用が無駄だ),定着しているとは言えないと思う。

 音楽堂の契約は,5年間で,年間500万円の契約だという。

 5年で終わりにすることを切に願う。その頃,市長は誰だろう。

 

  福島市音楽堂が市民に愛される施設であることは間違いないが,音響については疑問を持っている。よく響くホールとして知られ,かつては有名音楽家(主にピアニスト)がレコーディングに使ったこともある。最近だと,新垣隆交響曲ほかがライブ・レコーディングされている(デッカ UCCD-1443)。録音を聴く限り,特に音響に問題を感じない。

 しかし,いつも思うのだが,特に高音が聞こえないように思う。ヴァイオリンやピアノの高音がそう。演奏する人からするとどうなのだろう。

 詳しい人に実際のところを聞いてみたいし,どの辺の席だとよく聞こえるのかも知りたい。

 

 

Windows10 April 2018 Update (1803) インストール時のバグ

 Windows10の大型アップデート「April 2018 Update」がインストールできない不具合が起こった。

 既にほかの方が書いたブログ等もあり,参考にさせてもらったが,備忘録として書いておく。

 

 インストールが49%まで来たところで,「これらのアプリをアンインストールできませんでした」というメッセージが出て進まなくなってしまうというものだ。

 「これらのアプリを自分で削除してから、[最新の状態に更新]を選ぶ必要があります。」

 「これらのプログラムはアップグレードと互換性がないため、アンインストールする必要があります。」

 とあって,「・DVD-RAM Driver Software/BD Driver Software」が6つ。

 

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 DVD-RAMにしてもBDにしても,内蔵のドライブが1台しかついてないのだから,6つも出るのは変なのだが,とにかくDVD/BDドライブのドライバの問題だろうと思い,いきなりドライバを削除してみるのも怖いので,メーカーに問い合わせた。

 しかし,原因も対処方法も分からないが,ドライバやソフトウェアが最新の状態になっているか?とか(当然やっている),こちらからするとピントのはずれた解答しかなく,おそるおそるドライバを削除してみるが,一向に改善せず。

 もう一度メーカーに問い合わせたが,ディスククリーンアップをしてみろといった解答だけで,やってみても変わらず,諦めてインターネットで検索してみると,昨年のアップデート1709のときも同様の不具合が出ており(今年買ったパソコンなので,1709はインストールしていない),DVD-RAM」という文字列がファイル名に入っているものがPC内にあると起きるという笑っちゃうようなことが書いてあり,まさかと思いつつPC内を検索してみると,確かにファイル名の中に「DVD-RAM」という文字列の入ったファイルがいくつか見つかった。

 しかし,PDFファイルとラベルマイティのデータファイルで,システムとは全く関係のないファイルだったので,騙されたと思って,これらのファイルを削除したり一旦待避させたりしてPCから見えない状態にしてアップデートをやってみると,何の問題もなくアップデートが完了してしまった。

 これは完全にMicrosoftのバグと言っていいだろう。

 あほみたいなバグで腹が立ってしょうがないが,1709のときに既に分かっていて,1803でも起きることを指摘している人がいる状態なのに,何の対応もしないMicrosoftと,バグを把握していないメーカーには呆れてしまった。

 おかげで随分時間を無駄にしてしまった。