アルツ磐梯と猫魔スキー場がリフトで連結

 今日(2023年2月3日)の新聞に,星野リゾート アルツ磐梯(スキー場)と猫魔スキー場がリフトで連結されることになり,来シーズンから簡単に行き来できることになるとの記事が掲載された。

 スキー・スノーボードファンには,たいへんな朗報だ。

 元々両スキー場を連結するという構想は昔からあったが,バブル崩壊もあって進まずにいたものだ。両スキー場の経営が星野リゾートに移ってからは,いろいろと連携が図られるようになっていて,リフト券が共通になっているほか,既に,歩いて行き来できるようにはなっていた。とはいえ,歩いてとなると,なかなかハードルは高かったのも事実だ。

 ようやく実現にこぎつけた星野リゾートには敬意を表したい。

 

 これにより,国内最大級のスキー場が誕生すると報道されている。

 とはいえ,両スキー場ともいろいろ問題はある。

 アルツの方は,星野リゾートになってから,ゲレンデがかなり縮小してしまっているのだ。旧第3クワッドリフト(1,850m)はだいぶ前に運行を停止し,既に撤去されている。同じエリアの第1高速ペア(1,620m)も動いていない。このエリアの上部は,CATツアー専用エリアとして解放されてはいるが,簡単に滑ることはできない。

 そして,数年前からは,アルツゴンドラ(2,390m)も運行を停止している。ゴンドラはアルツの象徴のような存在だったので,これがないのはとても寂しい。ゴンドラ終点からのロングスキーも楽しめなくなっている。

 これらの影響で,アルツエクスプレス(旧第4クワッドリフト)(1,910m)に客が集中し,非常に混雑する状態になっている。旧猫魔ボウルに行くにはこのリフトに乗るしかないので,集中するに決まっている。

 旧猫魔ボウルも,いくつかのリフトが運行を停止しており,接続が非常に悪くなっている。長い中斜面がなくなり,滑りごたえがなくなってしまった

 

 猫魔スキー場の方も,旧雄国第1B線ロマンスリフト(693m)と丸山クワッドリフト(800m)がなくなっている。猫魔は,上の方のゲレンデは斜度が大きく幅の狭い,上級者向けの滑りにくいコースばかりで,この両リフトがそれを回避できるものだったので,滑りづらくなっている。

 

 今回の両スキー場の連結を機に,運行を停止しているリフト・ゴンドラを復活させて,名実ともに国内最大級のスキー場として生まれ変わってほしい

 

 

 アルツは好きなスキー場で,昔はよく行っていたが,最近はあまり行かなくなってしまった。

 若いスノーボーダーが大多数を占めていて,スキーヤーは滑りづらいところがある。

 また,以前はスパアルツおおるりという日帰り入浴施設があり,広くてとてもいい施設だった。坂内食堂の支店が入っていて,必ずここでラーメンを食べていたのだが,それもなくなって久しい。

 アルツに行くたびに残念に思う。