DATの思い出

 本屋で「ステレオ時代」Vol.19がDATを特集しているのを見つけたので,買ってしまった。

 

 1990年代の半ばから10数年間,DATをメインの録音機として使っていた。

 パイオニアのものを2台利用し,今も1台は現役である。もっとも,録音には使っていない。テープがないからだ。

 

 機械は時々使わないとダメになるので,なるべく録りためたテープ(700本以上ある)を再生するようにしているのだが,一時期ほとんど電源も入れない時期があって,かなり久しぶりに再生してみたところ,ノイズが入ってダメなテープが多数あることが分かった。

 

 いろいろ試してみると,比較的新しいアクシアのテープが軒並みダメなことが分かった。古いものの方が,大丈夫なのだ。しかも,古い機種で録音したものの方が安定している。

 ある時期から,アクシアのテープが一番入手しやすく,10本セットだと箱に入っていて,インデックスも使いやすいものだったので,半数以上がアクシアのテープなのだが,どの辺からダメなのか正確には分からないものの,かなりの本数がノイズが出てダメな状態である。

 

 DAT自体はメーカーの修理期間も過ぎているので,パイオニアに聴いても無駄だろうと思うのだが,何とかならないだろうか。