Apple Musicが,6月からロスレス音源の配信を追加料金なしで始めるのだという。
今回発表された内容は,
・約7,500万曲の全曲がロスレスでの配信になる
・最大192kHz/24bitのハイレゾ音源も提供される
・ドルビーアトモスを使った空間オーディオの配信も始まる
・これまでと料金が変わらない(月額980円)
ということだそう。
空間オーディオはすぐには楽しめそうにないが,その他はかなり魅力的だ。
Amazon Musicもすぐにロスレス/ハイレゾ配信の追加料金をなしにするという発表をしたが,日本は対象外だという。つまり,月額1,980円のままだ。Appleより1,000円も高いことになる。
しかも,Amazonはいまだにロッシー(AmazonはSD:標準音質と言っている)音源だけのものも結構ある。
その上,公称曲数は7,000万曲と,Appleより500万曲も少ない。
検索を始めとして,使い勝手はかなり悪い。
いずれ日本のAmazonも追加料金なし(月額980円)になるのではないかと思うが,すぐにやらないとAppleに流れる人が続出するだろう。
音質の比較も気になるところだが,違いが分かる自信はない。とはいえ,Appleのことなので,分かりやすい形でAmazonより音質が良いことをアピールしてくるのではないか。
まずはAppleの3か月無料体験を利用する間にAmazonは解約し,最終的には使いやすい方にしようかと思っている。
AppleとAmazonの戦いはさておき,気になるのはmora qualitasの方である。
曲数が増えたとの話も聞かないし,使い勝手が良くなったとの話も聞かない。
料金は月額2,178円と断然高い。
音質の良さは多くの人が認めるところだが,そうそう違いが分かるレベルだろうか。
今回のAppleの動きがmora qualitasにとどめを刺すのではないかと危惧してやまないところだが,何とか本気を見せてほしい。残された時間は,少ない。